特撮、アニメ、ドリフ、ジャイアンツ、
そんな数多の『ベタ』な私の幼少期のヒーローたちを
成長していくごとに否定・破壊、
そして時にはイタズラに踏襲し、
私の脳内に『シュール』といふ名の
【リアル】な概念を徐々に植え付け、
いちばん多感な時期にじわじわと人間形成を施した
主な『悪人』が
そして『つげ義春』 この三人
実家を出るとき、
本棚の中から意識的に取り出し
唯一荷物に詰め込んだこの1冊は
未だ読むたび不安定な私を支え、
そして更なる『底なしの底』へといざなう 💕